写真をキレイに見せる補正のしくみ
皆さんは「画像補正」をしたことがありますか?
少し前までは印刷・デザイン関係者だけの技術でしたが、スマートフォンとSNSの普及によって誰にでも身近になりましたね。
撮った写真をアプリで加工してSNSにアップしている人も多いかと思います。
最近はアプリ上にさまざまなフィルターが用意されていて、ボタン一つでおしゃれな雰囲気にしてくれます。
しかし少し仕組みを知っているだけで、より魅力的な写真にすることができます。
今回はちょっとしたコツをご紹介します。
【風景写真】
左が補正前、右が補正後です。
晴れた日の写真をよりきれいに見せるためには
「コントラスト」と「彩度」を高くしてあげるのが良いです。
このように鮮やかにすることで、さらに日差しの強い中撮ったように見えませんか?
また、水平線の角度もまっすぐに調整しました。建物などをまっすぐ撮るのはなかなか難しいですが、多少なら後から修正することもできます。
【食べ物写真】
左が補正前、右が補正後です。
食べ物写真に大切なのは「色かぶりの補正」です。
色かぶりとは、天候や照明などの影響で実際に見るより「赤・黄色っぽい」か「青っぽい」ように写ることです。
レストランなど室内で撮った写真は蛍光灯の影響で「青かぶり」することが多いので、それを直してあげることで食べ物が美味しそうに見えます。
また室内写真は暗めに写りがちなので、「白いお皿が灰色に見える」ような場合は明るさも調整すると良いでしょう。
写真の色合いは好みも大きい所ですが、今度SNSにアップする際はぜひ上記のコツを参考にしてみてください。
楡印刷ではお客さまから制作物用に頂いた写真を、このように適宜補正して最適な状態にしてデータを作成しております。
プロカメラマンが撮った写真でなくても、補正によって魅力的に使えるようになることもあります。
ぜひお気軽にご相談ください。