製本様式の分類
2016/11/30
電子書籍が広く普及してきましたが、まだまだ紙媒体の物も人気があるようです。 今回は製本様式の分類を説明させていただきます。
○上製本
並製本に対していう様式上の分類です。
上製本は、糸綴じした中身を仕上げ断ち後、表紙でくるみます。必ず前後に見返しがつきます。
○並製本
本文と表紙をつけてから、背以外の三方(小口・天・地)を仕上げ断ちし、指定寸法に仕上げます。
○平綴じ
本の背より約5mmの部分を針金又は糸で表面から綴じる製本様式です。
○中綴じ
表紙と中身とを一度に丁合して、背を針金で綴じ、その部分を2つに折った後、三方断ちして仕上げます。
○かがり綴じ
製本の折り丁を一折ずつ糸で綴じ合わせます。一般に糸綴じ機を使用します。
○無線綴じ
本の中身を、糸や針金を使わず接着剤で綴じます。
丁合後1冊分ずつ取り揃え、背の部分を切断し、その切り口の繊維を起こして接着剤を塗布し表紙でくるみます。