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「経営理念浸透プログラム」で業績を上げる

2012/05/27

「京セラ経営理念浸透プログラム」
京セラのグループに「KCCSマネジメントコンサルティング」という経営コンサルの会社があります。
その中の「理念浸透コンサルティング部フィロソフィ浸透課」があります。
ここは、「自社に経営理念を浸透させたい」と依頼のある会社に対し、経営理念手帳作成プロジェクトを作り、それを会社の基準とし、社員全員が同じ理念に向かっていける環境を整えるお手伝いをしてくれる会社です。
その社員の方々が、先日来札し、プログラムについてお話ししていかれました。
内容が、経営者の方の参考になると思いましたので、書かせていただきます。
経営理念は本来、各社員が一人で黙々と読んで、実践しなければならないものである。
そして浸透とは「実践して成果を上げる事」。
まずはJALの話しです。
経営破たんしたJALの業績がV字回復したのは、JALフィロソフィ手帳を作り、経営理念の徹底をしたからであると、稲盛名誉会長は言っております。
それほど、この経営理念の徹底は経営の要諦と言っていいほど重要な事なのです。
具体的には
自社で作った経営理念に沿ったフィロソフィ手帳を、毎朝朝礼で輪読し、それに対し各自がコメントし、それに対しリーダーがコメントする。これを繰り返し、フィロソフィを浸透させる。
「問題が無いのは問題である」(問題とは理想と現実のギャップの事である)。
こういう意識で、いつもフィロソフィを繰り返し、浸透させていかなければならない。
哲学は実践に結びつかなければならない。朝礼でいかにリーダーがよびかけられるのかが、業績回復のカギである。
しかし、これをやっている会社でも業績が上がる会社と、伸びない会社がある。
その業績の差は?
それは、
1、具体的な目標があるか?
2、その目標は何のためにあるのか?
「これが明確になっているか」
である。
目標しか無い会社は達成率が低い。
何のための目標か?明確にする必要がある。
将来の成功は、「今の努力の積み重ね」
である。ではどのような努力が必要か?
例)社員が「アイデアが浮かばない」と言う。
それは「知らない・やったことが無い」からである。
そういう人には、「体験談を伝える事により仮想体験させる」か、「実体験させる」
わかるまでではなく、実体験できるまで繰り返す。
人生はマグロと同じ、止まると死ぬと思って努力する、人間には無限の可能性があるから出来る。
そして頑張っていると、必ず応援してくれる人が現れる。
「進化」「深化」「新化」、3つのシンカで心を伸ばす。そして心だけではなく業績を上げなければならない。
これを続けていき浸透してくると、必ず去る社員が出る。その時は「イタイ」と思うが、これは浄化であり良い事が起きたと思ってほしい。
また、理念ができると新規採用場面で理念を伝えると、共鳴した人が入社するので、浸透のスピードが上がる。
業績は「正しい経営理念」をどこまで信じ切って、どこまで行動できるか
それにかかっているのではないかと思います。

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