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盛和塾「経営問答」

2012/05/20

群馬塾長例会が、群馬県に1,000人が集まれる会場がないという事で、軽井沢プリンスホテルで開催されました。
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今回の勉強会は「経営問答」。稲盛塾長が、経営者の悩みや問いに答えてくれるというものです。
一人目は看板屋さんの悩みです。
Q1、私は3代目ですが、先代の時からいる古参幹部が4名おり、その人への教育はどうしたらよいでしょうか?
A1、幹部との打ち合わせの時に「どうでしょうか?」と問い、意見を出してもらい、それを率先して使用する。
ダメなら「自分はこう思う」と教育する。遠慮が一番良くない。
しかし押しつけも良くない。社長なのだから、「人として正しい」という判断基準で、未熟でもしっかり伝える。
伝わらない人は辞めてもらっても仕方ない。自分は苦労するが、頑張ればよい。
Q2、人事考課(社員に対する評価制度)をどうしたらよいか?
A2、まだ28名の社員のなのだからそのような事を考える必要はない。50や100でそのような事は必要ない。
京セラは個人単位では5段階で差をつけている。賞与に差を付けて良いし、フィロソフィの理解度も評価して良い。
少ない社員だから、給与規定をつくるより、会社規模の世間の相場を参考にする。
人の評価を難しく考える必要はない。
総評として、まずは収益を改善しなければならない。
受注生産だから、受注案件ごとにチームを組み、チームリーダーを社長にし、案件ごとに利益を出す利益基準をつくる。1案件を1つの会社としてやる。部材もいろいろあるのだから、創意工夫をして利益を上げる。
幹部には受注案件ごとに責任者になってもらい、仕事を進める。
JALも小さな部門に分けて、30,000名以上が理解して行い、業績があがった。
二人目の問答は、
Q、野菜の卸をやっているが、天候不順で農家との契約量が収穫できない場合、卸先に契約量が収められない。その場合、他から買い付けてでも、契約料を納めなければならない。
その場合は赤字になる。
ここ数年は天候不順(台風や積雪)でそのような事が多い。
このリスクを負ってでも、事業を拡大すべきでしょうか?
A、今の事業方法は素晴らしいが、契約内容を弁護士と相談する。
収穫量が少ない時に、あなたの会社だけがリスクを負っている今の契約内容を考え、農家にも少し損をしてもらい、卸先にも「何とかお願いします」と3社で少しずつリスク分散する。
スーパー等には高圧的なバイヤーが多いが、
「自分はクッションだから、この契約内容でもリスクは少ないハズ」と
一生懸命説得する。もうけも自分だけではなく、3社でという考え方で行う。
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最後の塾長メッセージ
「せっかく全国から集まって勉強しているのだから、皆さんの会社の業務が改善されなければならない。JALの業務改善の1年目はフィロソフィのみである。フィロソフィが伝われば、全員が経営者マインドになり、改善される」
でした。
フィロソフィを全社員とともに血肉化し、誰にも負けない努力で事業にまい進するしか、方法は無いと、つくづく思いました。

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