「心を高め経営を伸ばす」3つの要素
4月の盛和塾札幌の自主勉強会では、昨年の12月20日に行われた
「稲盛塾長の講和」を塾生みんなで鑑賞しました。
内容は
「心を高めれば経営が伸びる」。ではそのためにはどうしたらよいか?
それは3つの事をする。
1、 謙虚にして驕らない
おごり高ぶっている事は、自分でわからない。少し成功するとすぐおごり高ぶる、それは没落の第一歩!
社長は、ただ単にその役割に生まれてきただけで、偉いわけではない。
もって生まれた才能を、私利私欲や物欲を満たすという「才能の私物化」をしてはならない。
その才能を世の中のために使う。
自分は京セラで20億円の利益を出していた時も数百万円の年棒であった。それでも従業員のために一生懸命にやった。
2、 思念は業をつくる。
思いが原因を作る。悪い事が起こった時、それは過去の業が消える時。思うだけで、すでに原因を作ってしまう。常に善き事を思うようにする。
3、 宇宙の中の「成長発展」と「調和」の力を得る
やさしい心が成長発展させる。宇宙は絶えず成長発展する力を持っている。それに従う。しかし自分だけ肥大すると、調和がとれなくなる。
企業間競争で相手を落とすのではなく、従業員・取引先・地域社会が幸せになる戦略でなければならない。
自然界でレジャーをしているのは人間だけ。自然界と同様に努力している人は成功する。
成功していない人は努力が足りない、努力している人は必ず成功する。
塾生である経営者が心を高めれば、それは一人にとどまらず、周りの従業員や色々な人に影響が及ぶ。
それは経営にとどまらず、世直しになる。
なので小さな成功ではなく「大成」してほしい。
そして大きな会社にして一人でも多くの従業員を幸せにしてほしい。
盛和塾は、塾生企業の売上が37兆4000億円、従業員160万人。この規模であるので、心の浄化が進めば、世直しになることを感じている。
この心を世界中の経営者が持てば、素晴らしい世の中になります。
自分も少しでもこの考え方が出来るように、地道に努力していきたいと思います。