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昔の印刷形態(活版印刷)

2011/03/07

先日、北海道開拓の村に行ってきました。
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その中に旧小樽新聞社という建物がありました。
印刷屋に生まれた私としては、興味をそそられ、中に入ってみました。
すると、子供の時によく目にしていた物がありました。
「活字」です。
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新聞を印刷するために、この1文字1文字の活字を並べて紙面の文字を並べ、タコ糸でぐるりと周りを縛って、大きな鉛のはんこにして機械にセットします。
これが職人芸でして、ひらがな・かたかな・漢字、それぞれに色々な大きさがあるので、活字の種類は膨大です。
しかし職人さんは、その位置を全て覚えていて、すごい速さでピンセットで必要な活字をつまみ出し、それを並べて大きなはんこにします。
(表現出来なくてすみません、雰囲気だけ動画で)
http://www.youtube.com/watch?v=Ii23wBq-xHw
それを機械にセットすると「ガチャン」と大きな鉛のはんこを紙に押しつけ印刷され、新聞の出来上がりです。


子供のころは、職人さんがこんな作業をしていたのを、本当に懐かしく思いました。
また、つい数年前までは、当社にもこんな活字がたくさんありました。
今はパソコンで何でも出来る時代ですが、こんな資料を大切に保存してくれている関係者の方に感謝です。

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