冬季の「うつ」の予防法(私見ですが)
先日、運転免許の更新に行ってきました。
私は優良ドライバーではなく違反者なので、120分の講習を受けてきました。
その講習の中で、死亡事故の事が講義されました。
その1つの統計で、北海道の季節別交通死亡事故発生状況というのがありました。
死亡事故数が一番多いのが、予想通り7・8月。これは気持ちがいいのでスピードを出してしまうからです。
逆に少ないのが1・2・3月。雪が降ってスピードが出ないので、死亡事故につながらない。
意外に多かったのが9・10月。
これは日が短くなるからと、講師の先生が言っていました。
(推移表)
この時期の日の入りが、九州などの西の地区と比べて2時間ほど早いらしいのです。
その話を聞いていて、ある事を思い出しました。「冬季のうつ」です。
北海道には長い冬があります。その間の、日中の時間が短いのです。
ちなみに、冬至の日の入り時刻の比較ですが、
宮古島は17時56分に比べて、根室は15時33分。同じ日本国内でも、何と2時間半も早く日が沈んでしまうのです。
北海道の方は、夕方くらいまで室内にいると、すぐ日が沈んで、一日中日光を見ないで終わるなんて事もあるのではないでしょうか。
このように寒くて暗い季節を北海道民は耐え忍ぶように、春を待っているのです。
これに関連していると思われるのが「うつ状態」です。
ここでもう一つデータを出します。
都道府県別で、うつ病が一番多いのは東京都(人口が多いので当然かなー)、2番が何と北海道です。
人口比では1番は北海道なのです。
北欧では白夜がありますが、その時期にやはり「うつ」の人が増えるようです。
これは人間にとって、精神状態と日照時間が大いに関係あるのは間違いありません。
ただでさえ寒くて外に出たくないのに、日照時間が短いのです。精神の悪循環です。
ではどうやって予防しましょうか?
私のおすすめは、ウィンタースポーツを好きになる事です。
スキー・スノーボード・歩くスキー・スノーシュー(西洋かんじき)を履いての散歩等、雪が無ければ出来ないスポーツを好きになることです。
寒さを超える楽しさを、ウィンタースポーツに見出すのです。
すると、朝早くから屋外に出て、日光を浴びる事が出来ます。
なおかつ、今まで雪が降ると「イヤだなー」と思っていたのが
「楽しみー」になります。
日光を浴びて、心も楽しくなる、一石二鳥・二兎追うものは二兎を得る、です。
事実は一つですが、感じ方は人それぞれです。寒さもポジティブにとらえましょう。
北海道は、世界で一番、雪質が良い、パラダイスなのです。
ここに生まれて、何と幸せなのでしょうー。北海道と、寒さと、雪に感謝です。