法人会 全国青年の集いでの勝間和代講演会
先日、三重県伊勢市において、「法人会全国青年の集い」という、税の知識を正しく広める組織の、全国大会が行われました。
そのイベントの1つとして、勝間和代氏の講演会が行われました。
私は、この講演を聴くのが楽しみで、三重の地に降り立ちました。
演題は
「東日本大震災と日本経済~どのような復興対策が東日本のみならず日本を救うのか~」
でした。
内容は、かなり辛口と皆は言っていましたが、
私にとって
「本質を突いた内容だなー」
と感心させられました。
まず彼女が政財界の色々な裏側を見て思ったこと、それは
「日本の大切な事は、政治でも企業でも、適当に決まっていた」
というショッキングな発言からでした。
まず役人が人事評価で認められるポイントが高いのは「増税した人」
日銀で人事評価が高いポイントは「金利引き締めした人」
なので人事評価を見て、国民を見ていない政策がとられる。
なので政策が増税に向いているが、増税すると民間にお金が無くなり、公にお金がまわるので、デフレが進む。
しかし増税の前に、支出の削減をしなければならない。
その後の増税でなければ成功しない。
増勢より100兆円印刷してしまい、インフレ円安をおこした方がよい。
(しかし日銀の人事評価は金利引き締めだから、やらない)
今のデフレはリーマンショックの時に貨幣供給しなかったからである。
このようなことに対するために、思考を変えなければならない。
その考え方が「ラテラルシンキング」
簡単に言うと「ありそうで無かったもの」を分析して創造する。
例えばシリアル(食べ物)は飽和で売れなかった。それを固めてバーにしたら大ヒット。
理容室のクイックカットは、自分で出来ないのはカットだけ、髭剃りは自分で出来るから、カットだけをやって安くして大ヒット。
このような考え方をするのがラテラルシンキング。
今の日本にはこんな考え方が無い。
発想を変えれば日本は復興する。
こんなような内容でした。
参加の皆様、お疲れ様でした。