栗山国際交流センター30周年、記念コンサート
私の大変お世話になっている栗山町
(図書館で自費出版セミナーを開いてくれたり、里山つくりに参加させてもらったり)
その栗山町国際交流センターの創立30周年記念事業として、
国際交流講演・演奏会が開催されました。
そこに講師と演奏家として呼ばれたのが、友人の「フリーデリケ・キーンレ」さんでした。
http://friederike-kienle.de/
(CDやDVDも発売していますので、ご興味のある方はご連絡ください)
これも何かの縁だと思い、仕事を抜けて、栗山まで行ってきました。
講演は「私の見た日本」で
来日当初は、日本には暗黙のルールがあるような気がして、疎外感を持った。
日本人は助けを求めなくても助けてくれる(困っている事を察してくれる)。
皆が支えあって生きている感じがする(ドイツはもっと個人主義)。
活動報告では
学生などの若い音楽家に、プロとして観衆の前で演奏する場を作り、観衆との一体感や歓びを知ってもらいたいという思いから、
Young Hokkaido Chamber Playersを設立。
学生が聴衆の前で演奏する機会を各地で作った。
こんな活動で、各地には色々な会場がある事がわかり、学生たちと旅するようになった。
そして各地でベストを尽くした演奏を続けてきたが、各地の地元の方々に本当に受け入れられた。
昨年は学生を引き連れてドイツをはじめヨーロッパをまわり、演奏する機会を創った。
演奏できる機会を与えてくれたら、私たちはどこへでも行きます。
という事でした。
その後、演奏会に入り、
1曲目はバッハの無伴奏チェロ組曲第1番でした。
チェロは元々伴奏に使われる楽器だったのですが、この曲を境にソロの演奏にも使われるようになった大切な曲です(皆さんも聞き覚えがあると思います)。
次に作曲家の直江香世子さんとの共演で
「日本の歌より」という事で
荒城の月~宵待ち草
冬の歌メドレー(雪やこんこ・焚き火・雪の降る街・ペチカ)
赤とんぼ
春の小川~ふるさと
が演奏されました。
ピアノとチェロのアレンジで、本当に素晴らしく、心から懐かしい気がしました。
直江さんの編曲の素晴らしさが、日本の歌をより引き立てていました。
(彼女はミュージック・ベルズというところから編曲の楽譜を出版しています。)
http://music-bells.com/?pid=24093567
星澤先生が言っていた言葉「食べた時、ほっとするものを食べなさい」を思い出しました。
音楽もホッとする曲を聞きなさい、と言われているようでした。
最後に彼女の好きなタンゴを演奏して終了しました。
栗山町の方々も、本当に親切かつ熱心に対応していて、素晴らしいイベントでした。
益々栗山が好きになりました。
フリーデリケ・直江さん・そして関係者の方々、本当にごくろうさまでした。