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カウンセリングセンター、ロールプレイ

私の所属する、北海道家庭生活総合カウンセリングセンターに所属すると、必ず受けなければならない講習があります。
それがロールプレイ。
これはカウンセラーが2人1組になって、カウンセラーと相談者になり、擬似カウンセリングをするのです。
それを見た全員が、意見交換をして、良かった部分・悪かった部分を共有して、お互いの技術の進歩につなげるという講習です。
これが月に1度あり、先日がその日でした。
今回は元看護士の方がカウンセラー役で、社会施設でボランティアをやっていた方が相談者役でした。
相談者役の方が、昔受けた相談体験を題材にして、擬似相談を開始しました。
「70代女性ですが、私、死にたいのです」
「えっ?」いくら演技でも、当然カウンセラー役は、ギョっとしていました。
聞くと
「息子は来ない、娘は自分を罵倒する、体重は80キロ超えて、足が不自由になり外出もままならない」
そんな話に、カウンセラー役は耳を傾け、共感しながら気持ちを引き出していきます。
するとある言葉が出ました。
「死んで、周りに見せつけてやりたい!」
この言葉を聞いて、ほとんどの受講生の方々は
「この方は、死にたいのではなく、寂しいのだ」
と察知しました。
そうなると、その寂しい辛い気持を聞いてあげるというのが、一つの対処方法になります。
「そうですかー、息子さん来なくて、さぞ大変でしょうねー」とか
「そんなに罵倒されて、辛いでしょうねー」とか
「足が悪いと、外出できなくて気分が滅入るお気持ち、よくわかりますよ」
という感じで、自殺の話題ではなく、辛いその気持ちに寄り添うのです。
今回の講習の大切な学びは
この方は死なないだろう。でも死にたいと言っているのだから、死にたいほど苦しいのだろう。
そういう心に共感しながら、その話を聞いてあげる。
そうすることによって、心が和らぐのではないか。
という感じでした。
カウンセリングは本当に難しい。
河合隼雄いわく「素人がカウンセリングをするのは、外科医が泥だらけの手で手術をするようなものだ」
心は目には見えません。しかし、対処法を間違えると、死にいたるという事を肝に銘じて、今後も勉強していきたいと思います。

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