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中学生が職業体験で名刺と本の作成を

2010/11/30

本日、3人の可愛い中学生から、手紙が来ました。
内容は、先日の職業体験のお礼という事でした。
ある日、札幌篠路中学校の先生から電話がきて「印刷会社を見学してみたいという生徒がいるので、見学させていただけませんか?」という依頼がありました。
若者に印刷会社の素晴らしさを伝えたい、
社会には楽しい事がたくさんあるという事を伝えたい、
夢や目標をもった人生は素晴らしいという事を伝えたい、
という思いから、引き受けました。
そして、11月19日に生徒3人が見学に訪れました。
工場内作業には危険が伴うので、動きやすい靴を持ってくる指示したにもかかわらず、1人が忘れたので、
「印刷工場には危険がいっぱいある、機械に髪の毛を巻きこまれて首がとれたり、紙を切るギロチンがで腕を切断したり、色々な事故があるんだよ」
と脅かして、気を引き締めました。
(顔色が変わり萎縮してしまったので、少し冗談がキツかったと後で反省)
次に印刷の仕事というのは、「世界に1つしかないものを、受注生産する、オートクチュールなんだよ。名刺だって世界に1つしかないんだよ」と伝えると、目を輝かせて話を聞いていました。
3人を2班に分けて、それぞれを印刷工場と、パソコンでのデザイン室に振り分けました。
印刷工場では、印刷機の動きと、製本作業を体験してもらいました。
デザイン室では、名刺のデザインと印刷を体験してもらいました。
体験が終わると、さっそくその仕上がった名刺をもって
「社長と名刺交換したい」というので、名刺交換。
名刺交換でこんなに喜んでもらったのは初めてで、逆にこちらが嬉しくなりました。
生徒から最後に、「どうして私たちを引き受けてくれたのですか?」の質問が来たので
「それはね、君たちは大切な社会の宝だからだよ」と伝えて、体験学習を終えました。
本日届いた手紙を紹介させていただきます。
1、
先日はお忙しい中、私たちに職業体験をさせてくださり、まことにありがとうございました。
初めて目にする事が多く、やはり職場というのはすごいと思いました。
工場では、見た事のない機械が多く、働く所も初めて見て、迫力を感じました。製本の所も、1人1人の手で行われていて、大変な作業だと分かりました。自分で作った本は、かなりのできで、良かったと思います。
2階の作業場では、パソコンがいっぱい並び、想像していたより本格的で驚きました。作業の時、いい物が作れ、重要な作業だなと思いました。
全然知らない人たちから色々な事を教えてもらい、すごく自分のためになりました。
そして、今回、デザイン関係の仕事をしたいと思っていたので、この会社で、職業体験ができ、本当に良かったです。
社員の皆様が全員優しい人達という事もあり、自分のありのままで体験ができたと思います。
今回学んだ事は、今後の学習に生かし、一人前の社会人になるために、がんばっていきたいです。
今回の訪問で得た事を生かし、一歩ずつ将来の夢に近づいていけるよう努力したいと思います。
2、
先日はお忙しい中、私たちに職業体験をさせてくださり、まことにありがとうございました。
体験をして、たくさんのことを学ぶことができました。
特に社長さんのお話が、とても心に響きました。
見たことがないものがたくさんあって、とても新鮮でした。
会社の人たちみんなが優しくて、親切にしてくださって嬉しかったです。
玉子焼きも、とてもおいしかったです。本当にありがとうございました。
今回の訪問で得たことを生かし、一歩ずつ将来の夢に近づいていけるよう努力したいと思います。
社員一同、喜んでいました。
次世代の若者のため、大人が夢のある社会を創らなければと、また思い知らされました。
K君・Mちゃん・Sちゃん、また遊びに来てね、夢が叶うよう祈ってますよ。

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