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「万人の響」オーケストラと愛のコンサート

2011/02/21

去る2月20日、当社がお世話になっている札幌商工会議所が後援で、イベントが開かれました。
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どのようなイベントかといいますと、
障害を持ったピアニストの方の演奏を、オーケストラがバックで伴奏をして、ピアノ演奏者の生きる力にしてもらう。
それが周りの人たちも共感を呼び、優しい思いやりの心が広がっていく、それが札幌から発信される。
簡単に言うと、そのような主旨の音楽会です。
第1部は、目の見えない方など、様々な障害を乗り越えて練習に励んでいる演奏者12名の演奏でした。
第2部は、後天性骨髄損傷で車いす生活になった「山崎理恵さん」の演奏。
http://www.rie-yamazaki.name
足が使えないというのは、ペダルを踏めないという事でプロ活動を断念したそうです。
しかし、有志にの方々の努力で「ピアノペダル・アシスト装置」が開発され、プロ活動を再開して、数々の受賞をしている方でした。
(この装置は口から吐く空気圧でペダルの圧を調節する仕組みです)
第3部は世界的にも評価の高い「宮澤むじか」さんの演奏。
シューマンのピアノ協奏曲イ短調でした。
細くて小さい彼女ですが、パワフルで、情熱的な演奏で、聴いていて前のめりになるほど引き込まれました。
MCの方が、演奏を終えた彼女にインタビューをした時、息が切れていてまともに話せないほどの熱演でした。
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(宮澤むじかの「むじか」はイタリア語で音楽の意味なので、「すごい両親だなー」と思っていたら、ピアノ教室を経営しているようでした。スゴイ人は徹底してますねー)
最後にオーケストラと男声合唱団による北海道賛歌メドレー
「時計台の鐘」「虹と雪のバラード」「雪の降る街を」「宗谷岬」「知床旅情」「恋の街札幌」「この青空を」でした。
130人の男声合唱団だったので、すごい迫力でした。
聴いていて、「北海道に生まれて本当に良かった」という思いとともに、北海道や今まで関わってくれた方々への感謝の気持ちと、感動にも似た感情が湧き出てきました。
「虹と雪のバラード」は札幌オリンピックのテーマソングで、小さかった当時の雰囲気が、想いとして甦り、胸が苦しくなり、「音楽って本当に素晴らしい」と改めて感じました。
感動をくれた、演奏者の方々、そして実行委員会や関係者の皆様、本当にありがとうございました。
継続して開催される、素晴らしいイベントになる事を心からお祈りいたします。

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